フロッグス・リープの創設者の一人であるラリー・ターレーのワイナリーです。 オーナーのラリー・ターレーは、蛙のラベルで有名な「フロッグス・リープ」 の創設者の一人でした。しかし「フロッグス・リープ」が成功し次第に大きくなって行くにつれ、このワイナリーに対する情熱は薄れていってしまいました。 元々、ラリー・ターレーの目指していたのは、元詰めの小さな規模のワイナリーでした。そこで、1993年に、「フロッグス・リープ」を離れて、自ら求めるスタイルのワイン作りのために設立したのがこのターレー・ワインセラーズです。 現在畑は15エーカー程度になり(正確にはもう少し広くなります、これは1997年当時の記録)内12エーカーにはジンファンデル、残りの3エーカーにはプチ・シラーが植えられています。 ターレーのワインは、なんと言っても濃厚で、とろりとした味わいに定評があり、ジンファンデルの(プチ・シラーも含めて)お手本とされています。こうした品質の高さは、彼自身が常にブドウ畑をコントロールできる範囲でしっかりとした管理を行っていることと、もう一つは、ワインメーカーのエーレン・ジョーダンによるところが大きいようです。 R・パーカー「講談社版 厳正評価・世界のワイン」には、彼らのワインが以下のように紹介されています。 「ターレー・セラーズのジンファンデルは、これまでこの品種でもっとも複雑で、凝縮した、享楽的なワインとなっているため、ジンファンデルワインの指標となりつつある。批評家の中には、ターリーのワインはアルコール度数が高すぎると指摘する向きもあるが、所有者のラリー・ターレーとワインメーカーのエーレン・ジョーダンによると、アルコール度数が高いのは、未熟な果実をいっさい使わず、完熟したもののみを収穫している証だという。ターレーとジョーダンはワイン作りの技術を一層高めてきた。同時にまた、ダレも見向きもしなかった、枝先を刈り込んだジンファンデルの古い畑を蘇らせ、白のジンファンデルと心おきなくブレンドできるよう安く放出したのである。ターレー・セラーズの最終目標は、濾過処理を行わない、手作りのジンファンデルを1万ケース醸造することである。」 R・パーカー ワイン・アドヴォケイトでは「presenti」となっているのがこの「pesenti」のジンファンデルでしょうか?セントラルコースト南部のパソロブレスのジンファンデルです。この畑のジンファンデルができることによってターレーの年間生産量は一気に10000ケースが可能となりました。それでもそのほとんんどはワイナリーのメーリングリストのお客さんに行ってしまうようですが・・・。 この畑、カリフォルニアのワイン畑としては珍しく石灰岩の上に広がっています。その為ワインには酸が多く含まれ、ヨーロッパスタイルのエレガントな作りとなっているようです。それでもアルコール度数は15.3%。ちょっと楽しみなワインですね。 こちらがワインアドヴォケイト(2002.08)のコメントです。 The first Zinfandel from the Presenti Vineyard vinified by Larry Turley and Ehren Jordan is the 2000. This old, 50-acre Paso Robles vineyard is planted on pure limestone (one of the few limestone vineyards in California). It carries 15.3% alcohol. The wine is structured, with surprisingly high acidity (the limestone effect), a deep ruby/purple color, graceful black currant and raspberry flavors, and hints of pepper, minerals, and spice. This elegant, European-styled Zinfandel is atypical compared to the other Turley offerings. It should drink well for a decade. 90points
オーナーのラリー・ターレーは、蛙のラベルで有名な「フロッグス・リープ」 の創設者の一人でした。しかし「フロッグス・リープ」が成功し次第に大きくなって行くにつれ、このワイナリーに対する情熱は薄れていってしまいました。 元々、ラリー・ターレーの目指していたのは、元詰めの小さな規模のワイナリーでした。そこで、1993年に、「フロッグス・リープ」を離れて、自ら求めるスタイルのワイン作りのために設立したのがこのターレー・ワインセラーズです。
現在畑は15エーカー程度になり(正確にはもう少し広くなります、これは1997年当時の記録)内12エーカーにはジンファンデル、残りの3エーカーにはプチ・シラーが植えられています。
ターレーのワインは、なんと言っても濃厚で、とろりとした味わいに定評があり、ジンファンデルの(プチ・シラーも含めて)お手本とされています。こうした品質の高さは、彼自身が常にブドウ畑をコントロールできる範囲でしっかりとした管理を行っていることと、もう一つは、ワインメーカーのエーレン・ジョーダンによるところが大きいようです。
R・パーカー「講談社版 厳正評価・世界のワイン」には、彼らのワインが以下のように紹介されています。
「ターレー・セラーズのジンファンデルは、これまでこの品種でもっとも複雑で、凝縮した、享楽的なワインとなっているため、ジンファンデルワインの指標となりつつある。批評家の中には、ターリーのワインはアルコール度数が高すぎると指摘する向きもあるが、所有者のラリー・ターレーとワインメーカーのエーレン・ジョーダンによると、アルコール度数が高いのは、未熟な果実をいっさい使わず、完熟したもののみを収穫している証だという。ターレーとジョーダンはワイン作りの技術を一層高めてきた。同時にまた、ダレも見向きもしなかった、枝先を刈り込んだジンファンデルの古い畑を蘇らせ、白のジンファンデルと心おきなくブレンドできるよう安く放出したのである。ターレー・セラーズの最終目標は、濾過処理を行わない、手作りのジンファンデルを1万ケース醸造することである。」
R・パーカー ワイン・アドヴォケイトでは「presenti」となっているのがこの「pesenti」のジンファンデルでしょうか?セントラルコースト南部のパソロブレスのジンファンデルです。この畑のジンファンデルができることによってターレーの年間生産量は一気に10000ケースが可能となりました。それでもそのほとんんどはワイナリーのメーリングリストのお客さんに行ってしまうようですが・・・。
この畑、カリフォルニアのワイン畑としては珍しく石灰岩の上に広がっています。その為ワインには酸が多く含まれ、ヨーロッパスタイルのエレガントな作りとなっているようです。それでもアルコール度数は15.3%。ちょっと楽しみなワインですね。
こちらがワインアドヴォケイト(2002.08)のコメントです。
The first Zinfandel from the Presenti Vineyard vinified by Larry Turley and Ehren Jordan is the 2000. This old, 50-acre Paso Robles vineyard is planted on pure limestone (one of the few limestone vineyards in California). It carries 15.3% alcohol. The wine is structured, with surprisingly high acidity (the limestone effect), a deep ruby/purple color, graceful black currant and raspberry flavors, and hints of pepper, minerals, and spice. This elegant, European-styled Zinfandel is atypical compared to the other Turley offerings. It should drink well for a decade. 90points